水曜日, 3月 30, 2011

キングカズ

 昨日のサッカー・震災復興チャリティマッチは素晴らしかった。
 日本代表遠藤のフリーキックも見事でしたが、最後のゴールでカズがみんな持ってっちゃいましたね。ザッケローニ監督は「ゴールを決められてうれしかったのは初めてだ」とコメントしたそうですが、日本のサッカー界を引っ張ってきた44歳現役のキングカズがゴールするとは、演出じゃないかと思わせるぐらい素晴らしいイベントでした。
 震災復興についていろいろなコメントが寄せられていますが、あのカズの姿は、言葉では言い尽くせない勇気や感動を与えてくれた気がします。

月曜日, 3月 28, 2011

春を迎える喜びを、みんなと分かち合いたい

 今日、東京の桜の開花宣言が出ました。去年に比べて6日遅いけれど、まぁ、平年並みということのようです。
 震災の影響でイベントが中止になったり、お店の照明やBGMが控えめになったり、華やかなものが世の中から少なくなってきています。でも、春の花たちはそんなことにはお構いなしのマイペース。桜を前にして、コブシやハクモクレンの花がたけなわです。
 今日は小手指ヶ原の大コブシを見てきました。去年は開花宣言直前の20日に行って全然咲いていなかったので今年はどうかと思いましたが、写真の通り見事な満開です。どうやら1年おきに咲くようですね。
 写真を撮っていると、後から見に来た人に話しかけられました。上野毛の大コブシを見に行った時も、駒沢公園のコブシのところでも、同じ経験をしています。コブシの大木には、春を迎えた感動を誰かと分かち合いたい、と思わせる不思議な力が宿っているのかもしれません。

2週間が経ちました

 所用があって浜松に行ってきました。
 薄暗い東京を発って浜松に降り立つと、輝く春の陽光に目がくらみます。お店にも電気がついていますし、エスカレーターも運転しています。数は少なくなっていましたが、単一の乾電池もカップ麺も納豆も残っていました。水売り場には「震災のためお一人様2本まで」という張り紙がありましたが、誰も買い占める人はなく、たくさんのペットボトルが山積みされています。
 CMが普通にあるTVを見ていると、東京の生活は悪い夢だったのかと思われてきました。被災地の方々には申し訳ないと思いながら、一時、平安で平凡な日常に戻ってほっと一息ついてしまいます。
 帰り道、新幹線の窓から東京の街を見てびっくりしました。今日は計画停電が無いはずなのに、街は真っ暗闇の底に沈んでいます。東北の方たちの困難を思えば東京の不自由なんて苦労のうちに入らないよ、と思っていても、この差を実感すると今までの暮らしがどれほど恵まれていたことかと痛感します。そして、被災地の想像を絶する状況にさらに胸が痛みます。
 復興には時間はかかるかもしれませんが、きっとできる、そう思います。そして、この経験をもとにして復興後の生活を考えていきたい。もっと不自由だった昔に戻れとはいいませんが、無駄のない、自然な生活を思い出せる気がします。
 ガンバレ日本。元気を出そう日本。

月曜日, 3月 21, 2011

自転車通勤再開です

 あれから10日が経ちました。
 不安定な電車を避けて自転車で通勤をしています。
 あの日は夜勤だったので、未曾有の大揺れを自宅で体験しました。同僚は途中まで出勤したところで電車が止まり、出勤難民になってしまいましたが、わたしは自転車があって助かりました。片道15kmぐらい。おおよそ1時間の行程です。
 先週の半ば、自転車通勤にして初めての日勤の日、少し周りを見る余裕もできた目に飛び込んできたのは、青空の下で真っ白な花をいっぱいに咲かせた辛夷でした。もう、そんな季節になっていたんですね。
 被災地の皆さんの困難な日々を思うと胸が痛みます。北国にも、あの丘にコブシが咲く春が早く来ますように。そして皆さんが、一刻も早く復興したふるさとへ帰れますように。もともとコブシやハクモクレンは好きな木でしたが、今年は今までにも増してこの花を見られる幸せが胸にしみます。
 しばらく出られない日が続いているうちに、お彼岸も過ぎてしまいました。次の休みにはもう桜が咲き始めるかもしれません。青梅梅郷・即清寺のハクモクレンと小手指ヶ原・砂川堀の大こぶしが、今年はどんな咲き具合なのか気になります。どなたかご存じありませんか。