
多摩川から睦橋通りを走って五日市へ、十里木で檜原街道に別れて養沢川沿いの道にはいると、急に寂しくなりました。この奥に峠はないので自転車乗りは来ないようです。釣り人の姿をあちこちで見かけましたが、彼らは朝早くから来ているので、昼前後の時間に道を走っているのはわたしだけ。車の心配もなくのんびりと登っていきます。
まだセミの声は聞こえません。静かな山の緑に心が和みます。
一部未舗装の区間はありましたが、おおよそ問題なく林道の終点まで登り、登山道を10分ほど登ると大滝が現れました。滝の周りは倒木が多く荒れていましたが、豪快に落ちる水流の美しさと立ちのぼる冷気の爽快さは損なわれることなく、気分は最高。ここまで長い距離を走ってきた疲れが吹き飛びます。
写真は、登山道沿いに落ちていた小さな滝。こういうところで顔を洗い、沢の水を飲むのが楽しみで、また来ようと心に誓いながら山を下りました。