今日も良い天気でしたね。
紅葉もそろそろ終わり、気がつけばもう今年も十日余りになりました。特に行く当てもない時は、自然と足は多摩サイを下って羽田に向かってしまいます。
新しくできた国際線ターミナルを見に行って、珍しい光景に出会いました。
たまたま立ち寄った到着ロビーで「バンザイ、バンザイ」の声が聞こえます。小旗を振る人たちに迎えられて、民族衣装を着た沢山の人が降りてきました。小旗には、青唐辛子に星のマーク。
?
いえ、唐辛子ではなく台湾の形でした。「台湾民政府」という団体(国?)が、天皇誕生日の参賀と靖国神社参拝のために来日したのだそうです。
詳しいことはわかりませんが、台湾島に昔から住んでいた人にとって、現在の中華民国政府は大陸から来た侵略者であると考え、北方領土と同じように、日本に返還して日本主権下での台湾自治を実現させたいと主張している人たちであるようです。
韓国での従軍慰安婦問題や北朝鮮の金正日死去などが連日メディアを賑わしている今、同じように東シナ海周辺にあって微妙な状況にある台湾についても考えさせられた貴重な体験でした。