昨日は横浜へバラを見に行ってきました。平日だというのに、港の見える丘公園のバラ園は大賑わいです。今がちょうど見頃なんですね。
山下公園では、関東大震災のときに被災したインド人商人たちが、被災者支援のお礼に建てたというインド水塔を見てきました。そこで考えたこと。
今世の中では「がんばろう日本」のスローガンが声高に叫ばれていますが、一方で、「どうやって頑張ればいいんだ」「もう『がんばれ』って言わないでくれ」という被災者の声も聞かれます。そこで思い出すのが、リポビタンDのCM。
「ファイトー、イッパーツ」というあれですが、震災直後には歴代のCMの中から「ファイトー」の部分だけを抜き出してつなげただけのものが流れていました。
「がんばろう日本」をリポビタン的に表現したのだと思うのですが、そこで「ファイトー!」と叫んでいるのは、どの場面でも「窮地に陥った相棒に手をさしのべる方」なのです。彼は綱引きの「オーエス」と同じように、大きな声を出すことによって自分自身の力を最大出力にして仲間を助けようとしているのではないでしょうか。大正製薬の担当者がそこまで意識したのかどうかはわかりませんが、わたしはあのCMから、がんばるべきは復興を支援するわれわれなの側なのだと言うメッセージを感じました。
あれから2ヶ月以上が経ち、一過性のお祭り騒ぎで行われていた支援活動は落ち着いて、日常生活の中で地道に継続的に行われる活動が続いています。ともすれば、時間とともにその力は小さくなっていってしまうかもしれませんが、決して絶やすことなく続けていきたい。
改めて、「がんばろう日本」の思いを新たにしました。
0 件のコメント:
コメントを投稿